鎌倉崋山公慈庵 瞑想修練道場;

FROM THE DESK OF
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天空山公慈庵

2019年7月26日
 
理事、会員各位

学術部、生命倫理学研究所の開設について

 このたび、一般社団法人天空山公慈庵に表記の如く「学術部」を設置して、
「生命倫理学研究所」を開設することになりました。

 これは会社や団体、事業体であれば社則や総則に値するものですが、弊庵としましては、その事業内容からして人間の心の在り様こそが重要且つ根幹の部分であるため、世に存在する数々の宗教学的教えや賢人の哲学的思想、並びに精神学的思想としての健全なる生き方等々を更に深く研究して、人間の生命の普遍的法則にまで掘り下げて、公慈翁の意とする生命倫理学を構築することこそ、弊庵の事業の目的の一つと定めて、「学術部」を設置することに決定しましたことを皆様にご報告申し上げます。

 尚、その詳細につきましては次項に記載いたしましたので、御一読頂ければ幸甚に存じます。

生命倫理学研究所の大儀

目的の儀:

 人とは「肉体と精神を司る霊的な側面を含めた三位一体を持って人と定義するものである」ということを前提条件として、当研究所においては、霊的な側面である「生命」と言う未だ科学では解明できない側面を事実を持って解明していくことを目的とする。

経緯の儀:

 人の定義については肉体と精神、そして霊的な側面の三位が一体となったものであるとは、公慈庵主宰者である公慈翁が言い続けた生命論であるが、世界保健機構(通称WHO)では、肉体と精神の二つを持って健康の定義とされているが、昨今では霊的な側面を考えるに至っている。

 しかしながら、目に見えない科学的な根拠のないものという理由により、正式な発表は控えているのが現状であるにも拘らず、脳科学や遺伝子工学、並びに量子物理学が研究され始めた昨今において、いよいよ生命という分野にメスが入り学術としての研究が既に始待っている事実は誠に喜ばしい限りである。
 人間とは何か、心とは何か、生命とは何か、そして意識とは何か、といった宗教学者の分野であったものが科学者の分野と共有する時代が訪れたと思います。その中で私どもが是非とも取り組まなければならないものがあります。
それは「生命の倫理性」です。

生命の唯一なる存在性と、その存在足らしめる法則性の解明です。このことは公慈庵主宰者の公慈翁が一貫して提唱してきたことでもあり、彼の独自の文献では仏教を通して、また独自の経験を通して話してこられた経緯がありますが、余りにも人間的概念や社会的概念からかけ離れた内容故に、その根拠を示すまでには至っておりません。彼も既に齢六十四という年齢を迎えて、肉体的にも急速に老齢化が進んでいる現状からこの先のことを考えるに、速やかに彼の提唱する生命論を学問としての生命倫理学を現すことが私たち公慈庵の使命であると考えております。
以上が弊庵学術部、生命倫理学研究所開設の経緯であります。

後記:

 公慈翁がご健在であられる間に、彼の監修の元に一般社団法人天空山公慈庵の学術研究部の業務としての「生命倫理学研究所」を開設し、この研究が私たち人間の心の変容に伴って、社会にもたらす影響は多大なものになると考えています。
 そして、その想いの一石は必ずや医学や教育のみならず、社会構造や機構の変化を促すものと確信する次第です。
 以上のような目的と経緯を持って弊庵学術部、生命倫理学研究所を開設いたす所存でございます故に、今後とも皆様のご厚意を賜りたく平伏してお願い致します。

恐々謹言

一般社団法人天空山公慈庵
 学術部 生命倫理学研究所
 所長  福間惠美子
 副所長 鈴木征子